トリプルオフセットバタフライバルブは、ディスク型のバタフライプレートを前後に90°回転させて媒体の開閉や調整を行い、流量を制御するバルブです。構造が簡単で、容積が小さく、軽量で、材料消費量が少なく、設置サイズが小さく、駆動トルクが小さく、操作が簡単で迅速であるだけでなく、優れた流量調整機能と密閉シール特性も備えています。トリプルオフセットバタフライバルブは、冶金、電力、石油化学産業、給排水、都市建設、および中温425℃以下のその他の産業パイプラインで広く使用されています。流れを調整し、流体を遮断するために使用されます。
主な構造上の特徴は、JLPVトリプルオフセットバタフライバルブは次のとおりです。
1. 3偏心構造と双方向シール性能
バルブステム軸はディスク中心およびボディ中心から同時にずれており、バルブシートの回転軸はバルブボディの流路軸に対して一定の角度を持っています。ディスクシールは、バルブシートが閉位置にあるときにのみバルブシートと接触するため、バルブシートとバタフライプレートはほとんど摩耗しません。閉弁過程でトルク力が発生し、弁座がよりしっかりと閉まるシール機能を発揮します。
2. トリプルオフセットバタフライバルブのシートは、異なる材質で作られたボディシートまたはオーバーレイシートです。
トリプルオフセットバタフライバルブのボディシート構造は、ボディにシートを取り付ける構造です。ディスクやシートと比較して、シートが媒体に直接接触する機会が大幅に減少するため、浸食の程度が軽減され、シートの耐用年数が長くなります。トリプルオフセットバタフライバルブの表面処理プロセスは、承認された溶接プロセスWPS規格に厳密に従って実行されます。表面仕上げ、熱処理、機械加工後、要件に応じて溶接面の徹底的な洗浄と検査を行ってから組み立てます。
3. 交換可能なシート設計
バルブシートはステンレスシートとグラファイトシートで構成されています。この構造により、媒体中の小さな固体の影響や熱膨張によるシール面の噛み合いを効果的に防止できます。多少の傷があっても漏れることはありません。
4. ステムの飛び防止設計
ステムのパッキンは傷つきにくく、シール性も確実です。ディスクのテーパーピンで固定されており、その延長端は弁ロッドとバタフライプレートの接続部で誤って弁ロッドが折損した場合でもステムが飛び出ないように設計されています。
5. シート: ソフトシールとハードシール
JLPV トリプルオフセットバタフライバルブの設計範囲は以下の通りです。
1. サイズ: 2 インチ ～ 96 インチ DN50 ～ DN2400
2. 圧力: クラス 150lb ～ 900lb PN6-PN160
3.材質：炭素鋼、ステンレス鋼、その他の特殊な材質。
NACE MR 0175 耐硫黄性および耐腐食性の金属材料。
4. 接続端: ASME B 16.5 に準拠したフランジ、ウエハー、ラグタイプ
ASME B 16.25 インチの突合せ溶接端。
5.面間寸法: ASME B16.10に準拠
6.温度：-29℃〜425℃
JLPV バルブには、ギアオペレーター、空圧アクチュエーター、油圧アクチュエーター、電動アクチュエーター、ロック装置、チェーンホイール、延長ステムなどを装備することができ、お客様の要件を満たすことができます。
